天然ワックス

木蝋（きろう）と呼ばれウルシ科のハゼノキの果皮から圧搾によって得る油脂であり、主成分はパルミチ酸である。
搾取したままのものを生蝋と呼ぶが精製または脱色したものを白蝋（はくろう）といい、家具の艶出しや和ろうそく等に使われる。

ミツバチが巣を作る材料として、働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌する蝋であり、熱と圧力を加えるか、もしくは湯で煮溶かしたりして搾取される蝋である。
蜂蜜のように甘い香りを持つワックスであり艶消し剤　リップクリーム　ハンドクリーム等の化粧品や装飾用のキャンドルなどにも使用されている。

カルナウバの葉から得られた天然の植物性のワックスであり淡黄色～淡褐色のフレーク状であり独特の香りがあるワックスです。
植物性のワックスの中でも硬度で融点が最も高く、伸びの良さと、きめ細かさの優れた特性からカーワックスのほか艶消し材　口紅　グロス　リップクリーム　軟膏　マスカラ　コンシーラー　ヘアスタイリング剤など化粧品の材料として多く使用されております。その他にも熱転写インキや情報記録・電子部品などの先端分野においても用途が拡大しております。

【白蝋】
木蝋をさらしたものでひびが入り易く、木蝋と合わせて使います。